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地域の活性化を目指し、斬新なアイディアで花火大会をプロデュースしている人がいます。「他地域の人たちがわざわざ足を運んでくれるような『おもてなし』をしたい」と話しています。
竹内 敏之 さん
「港まつり 能代の花火」実行委員会
>「港まつり 能代の花火」のコーディネーターとして活躍されている、能代市の竹内敏之さんにお話を伺いました。
>「花火」にかかわるきっかけを教えてください。
2001年、友人の勧めで能代商工会議所に入会しました。私が所属した青年部では、当時港湾の利活用を目的の一環として「能代港まつり」が初夏のイベントとして定着し更なる内容の充実が検討されていました。そこで、一昔前に開催されていた「能代の花火大会」を復活させ同日開催することで地域イベントの更なる充実をさせる可能性があるのではないかという提案をし、試験的に小規模で開催した結果、予測を遥かに上回る観覧客を得て、2002年以降の本格的な復活の検討協議会を経て、第一回目として開催する運びとなりました。
>活動内容を教えてください。
全国で3000余りの大小規模の花火大会が開催されていますが、その中で「これが能代の花火だ」という特色のあるプログラムをつくることをめざし、実現させて参りました。県内から実績のある4煙火業者を選出し、全国でも例の少ない一夜のプログラムを共同で競演、更に平成初・北東北初の三尺玉が上がる花火大会として話題になり、現在では近県、関東方面からもツアーバスが来るようになりました。
昨年2013年で11回目の開催を迎えました。昨年はテーマを「白神山地世界遺産登録20周年記念」とし、県内で例のない打上幅800mのフルワイドスターマインを白神山地をイメージして挑戦するなど、毎年テーマに沿った打上の試みを提案し挑戦してきました。
この時期、15,000発の規模で全国にさきがけて開催すること、恵まれた打上環境を最大限に生かし、花火業者の最新の技術を持ち寄り、「花火を見ると笑顔になる」を基に、主催者である能代商工会議所を始め、ご理解とご協力をいただく地域市民の皆様、関係各位の皆様と協議を重ねながら事故のない、意義のある観光イベントとするためにつとめております。
>今後目指したいことを教えてください。
大会の特色を進化させることも重要なことですが、課題は継続をしていくための方策の構築です。
私事ですが、北米を中心に海外の文化に触れる機会が多く、日本と諸外国の文化の違いを実感しています。それ故に日本文化である「美意識」を花火でいかに表現するかを目標に、これからも更に視野を広げて、全国の花火ファンや、地域の皆様に喜んでいただけるイベントに成長させ、「おもてなし」の心を持ち続けたいですね。
