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自然、芸術文化、料理、スポーツ、ものづくり、読み聞かせなど、子どもたちのニーズに対応するバラエティ豊かな体験講座を、毎年70回以上開催している人たちがいます。
草皆 稔さん
五城目町わらしべ塾
バルーンアートの様子
将棋の様子
五城目町わらしべ塾運営委員長の草皆稔さんにお話を伺いました。
今の子どもたちはいつもやることが多いようで、家庭や地域でのんびり過ごしているように見えませんね。何かにせかされているみたいです。保護者や大人社会が子どもたちの将来にどんな期待をしているか、少しばかり気になります。
学力も高く、体力も優れている子どもたちを地域社会がしっかりサポートしていますね。でも、子育ち(子どもの育ち)にはこれで手落ちなしとは誰も考えないでしょう。育ちに欠落していることがないのでしょうか。子どもたちが極端に少なくなってきて、空地や里山で群れて遊ぶこともないし、異なる他人との触れ合いの機会も減っている現実がありますね。生きる知恵や思いやりの心など、身に付けがたいと指摘する人もおりますね。
どんな人でも、ゆっくりのんびり過ごす居場所を求めていると思います。子どもたちにも、週末に心がほっと(Hot)する時と場を大人社会が準備してやることが子育ちに大事だと思います。そんな視点から、わらしべ塾が運営されています。ルールも比較も競争もない活動です。地域の人生経験豊かな講師が、しっかり子どもたちに寄り添ってくれています。地域の特性(自然・歴史・文化等)を十分取り入れた講座を提供しています。知力や体力とは距離のあるのんびりした活動です。
無駄と思われている時間の中に、人の育ちの大切な心が、積み重なっていくことを願っています。それが地域社会の担うことだと受け止めています。「また来たい」と、笑顔で保護者と家路に着く後姿に励まされています。