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継承が途絶えていた「羽川剣ばやし」を基にした創作剣舞を披露した人がいます。「秋田の民俗芸能をヨーロッパで発信したい」と話しています。
YOSHITAKA さん
見事な剣舞
地域の方々と
5月1日日曜日、秋田市下浜羽川八幡神社で、プロダンサーのYOSHITAKA(ヨシタカ)さんが「羽川剣ばやし」(市指定無形民俗文化財)を基にした創作剣舞を地元住民に披露しました。「本物の侍みたいで格好良い」と小学生のつぶやき。勇壮かつ情熱的な舞踊に地域住民から絶賛され拍手が鳴り止みませんでした。その後お話を伺いました。
>途絶えていた「羽川剣ばやし」を復活させようとしたきっかけは何ですか。
県内の民俗芸能を基にした舞踊を創作するため各地の芸能を調べていくと、心が揺さぶられ心に響き、秋田にだけおいておくのはもったいないと感じました。調べていく中で、羽川剣ばやしを知りました。剣舞が継承されていないことを知り、秋田人として表現する者として剣舞を復活させたいという気持ちになりました。地域の伝統行事なので地元の方に気に入ってもらえることが大切。だから、どのように反応してもらえるのか不安でした。でも(披露した)今は温かい声をいただいてすごくホッとしているし嬉しいです。
>披露に至るまでの活動を教えてください。
保存会の協力を得て今年1月から創作に励んできました。保存会の方から手踊りと扇の所作を基本に忠実に習い、剣の扱い方は握り方や所作等を独自に学びました。剣舞は3部構成にし、1部2部は元々ある手踊りと扇の舞、3部は古いものを取り入れつつ自分なりのテイストも含めて考えました。横への動きであったり、少しずつ速くしながら最後に向かって感情を込めて大きく動いたりと。仙北神楽や港祭りの動きも参考にさせてもらいました。いつもは決めないでダンスをしていますが、お囃子に合わせては一回外すと戻ってこれないという難しさがありました。
>今後はどのような活動をしたいですか。またどのような展開を期待していますか。
秋田の民俗芸能をヨーロッパで発信したいと決め動いています。インターネットでも民俗芸能は見ることはできますが、生で見るのはまるで違う。懐 が深い所なのでどう受け取ってもらえるのか楽しみです。 羽川剣ばやしに取り組む中で、見ている人が「やってみたい」「残していきたい」と思ってもらえるように向かいました。手踊りや扇の舞は女の子が踊っていますが男の子が混じって踊っても良いと思っています。子どもたちには、難しいところはアレンジしながら、これからも地域に元気を与え続けてほしいと願っています。
