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生涯学習を通して身に付けた特技を生かして、老人施設などを慰問している人たちがいます。「喜んでもらえるのが嬉しい。これからも活動を続けていきたい」と話しています。
河辺芋んこクラブの皆さん
河辺芋んこクラブ
秋田市生涯学習奨励員研究大会での公演
舞台で熱唱中の齊藤事務局長
「河辺芋んこクラブ」(かわべいもんこクラブ)は、秋田市河辺地区の住人たちで結成されたグループで、それぞれが生涯学習活動などを通して身に付けた特技を生かして、老人ホーム等の施設を訪れて慰問の活動をしています。「慰問」という言葉には暗い感じがあるので、明るいイメージの「芋ん」(いもん)をグループ名にしたそうです。
演目は民謡をはじめ、カラオケ、スコップ三味線、万歳、マジック、踊りなどバラエティに富んでいます。各自の得意な部門を披露して訪問先から喜ばれていて、定期公演化しているところもあります。
今回は、クラブの事務局長を務める齊藤 學さんにお話をうかがいました。
>活動をはじめたきっかけはなんですか。
河辺民謡同好会という会があって、メンバーの高齢化などで解散の声も出ていたとき、「どこかで自分たちが役に立てることはないか?」という話になり、それでは施設を慰問してみようということになりました。
周りには、民謡以外にもマジックや踊りなど、いろいろな特技を持っている人がいたので、そういう人たちが集まって、お互いの芸を持ち寄ればお客さんに喜んでもらえると考えて慰問活動をはじめました。やってみると、とても喜んでもらえたことから、その後もさらに内容を研究して、芸を磨きながら活動を続けています。
また、河辺地区では、社会福祉協議会が進めている町内サロンという事業があり、各町内ごとに内容を企画して集まる場を作っています。しかし長くやっているうちに内容がマンネリ化しているサロンも多く、そういった場を訪問して色々な芸を披露することで、大変喜んでもらっています。
>今後の抱負をお聞かせいただけますか。
この活動をはじめてから4年ほどになります。メンバーの中にも高齢者が多いのですが、忙しい中みんな元気にやっています。これからも、体力の続く限りはがんばって続けていきたいと思います。
☆☆☆
今回お話をうかがった齊藤事務局長は、グループの中心的人物で、得意の演目で会場や仲間を盛り上げているほか、講演の相手先やメンバーとの連絡調整、機器や車の手配、衣装や小道具の管理など、舞台から裏方まで、毎回走り回ってこなしています。
舞台では、民謡から歌謡曲、カンツォーネなど幅広いジャンルで歌声を披露しています。その豊かな声量と美声は仲間からも高い評価を受けています。