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一度消滅した「羽後町元城盆踊り」を再興し、若者世代に伝えようと活動している人がいます。地域住民の心の支えになればと、講習会を開いたり、小学生に教えたりしています。

[00277]
下橋 安太郎 さん
元城盆踊保存会
県南 / 羽後町 / 文化/スポーツ/交流


一度消滅した「羽後町元城盆踊り」を再興し、守り伝えようとしている下橋安太郎さんにお話を伺いました。
日本三大盆踊りの一つであり、国の重要無形民俗文化財に指定されている「西馬音内盆踊り」の原型になったと言われている「元城盆踊り」をもっと広く知ってもらい、なおかつ伝承していきたいと頑張っています。
通称「西馬音内盆踊り」は女踊り、「元城盆踊り」は男踊りと言われています。今から百年以上前に大々的な山津波(土砂崩れ)が起き、それを契機に「元城盆踊り」は中止になり、その灯も消えました。しかし、昭和50年頃に地元婦人会や有志たちが中心になって復活させました。さらにこの伝統を維持するだけではなく、若者世代に伝え、そして守っていこうと保存会ができました。
「西馬音内盆踊り」のような脚光は浴びていませんが、末永く伝えていき、地区住民の心の支えになればと思っています。地区で講習会を開いたり、小さい時から踊りに関心を持ってもらおうと小学校にも教えに行ったりしています。
穏やかな口調で語る下橋さんのお話を聞きながら、盆踊りの風景が目に浮かんできました。「西馬音内盆踊り」とお囃子が一緒だという「元城盆踊り」を、ぜひ見に行きたいと思いました。