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伝統的な盆踊りにサンバを取り入れ、地域を盛り上げようと活動している人たちがいます。これからは見物客が参加できるイベントも加え、さらに盆踊りを盛り上げていきたいと話しています。
児玉 亮 さん
一日市の盆踊りを盛り上げる会
秋田県の三大盆踊りの一つである一日市盆踊りに、プロのダンサーを呼んでサンバを踊ったり、様々な企画を取り入れたりして地域を盛り上げている児玉亮さんにお話を伺いました。
サンバを呼ぶきっかけになったのは、まるで嘘のような話からです。盆踊りの初日に町民参加の路上ミュージカルを行っていますが、3年前に少子化問題を取り上げ、“産婆さん”をテーマにした劇をやりました。音楽はどうしようと話し合っているうち、誰かが「産婆だからサンバでね」と洒落を言ったのが始まりでした。
劇中に飛び入り参加のサプライズで、サンバダンサーが登場しました。はたして、町民に受け入れられるかスタッフはハラハラ・ドキドキでしたが、祭り好きの町民なのか、違和感なく受け入れられ、拍手喝采でした。一緒に踊り出した人もいました。
祭り終了後、町内の参加者や見物に来た人たちから、来年もサンバを呼んでほしいとのリクエストがたくさんきました。よく考えてみると、盆踊りの踊り手は三日間踊りっぱなしで、自分たちが楽しむ場面がありません。そこで、前夜祭を設けてサンバを踊ろうということになり、町内に呼びかけてサンバの太鼓隊も作りました。老いも若きも、明日が本番の踊り手も、みんなで汗だくになってサンバを踊りました。
今では、フラメンコやフラダンスも参加しています。これからは、町外から来る見物客も一緒に参加できるイベントを加えたいと思っています。