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東北初の農家民宿を立ち上げ、秋田県内のグリーン・ツーリズムのリーダーとして活躍している人がいます。「お客様も楽しいし、自分も楽しいという姿勢を貫きたい」と話しています。
藤井 けい子 さん
特定非営利活動法人秋田花まるっグリーン・ツーリズム推進協議会
>「特定非営利活動法人秋田花まるっグリーン・ツーリズム推進協議会」理事長、仙北市の藤井けい子さんにお話を伺いました。
>活動を始めたきっかけを教えてください。
昭和56年、旧西木村の女性リーダー研修に参加させていただき、国内各地におじゃまして交流を図り、いろいろ勉強するきっかけとなりました。
同じ時期に、近隣の劇団が首都圏の修学旅行生を受け入れることが決まり、周辺の農家に農業体験を受け持ってもらえないかというお話がありました。来ていただいた子どもさんたちが活動を通じて感動・感謝していただけるのはうれしいし、交流を深めていきたいという気持ちもありましたので、受け入れを始めました。毎年1・2回、15年間続き、中にはまたおじゃましたいと保護者と共に遊びに来る子どもさんもおいでになりました。
平成6年、ある講演で農家民宿というシステムがあることを知り、農山漁村女性・生活活動支援協会の「グリーン・ツーリズム専門家養成講座」を受講しました。学習したことをもとに早速準備を始め、平成8年、東北地方では初の農家民宿「泰山堂」を開業いたしました。
>活動内容を教えてください。
西木型のグリーン・ツーリズムを自主的に推進しようという目的に、平成10年「グリーン・ツーリズム西木研究会」を設立し、農山村生活体験の受入れや地域の食文化等を研究・伝承しています。
具体的なメニュー化は図らず、季節や天候により刻々と変わる農家の生活全般そのものを体験してもらうことにしています。相手をもてなすことだけでなく相手の時間を大切にしながら自分たちも楽しむ、自分たちがいかに訪れた人たちと遊べるか、西木でなければできないことは何かを考えながら活動しています。
平成11年には、秋田県民をはじめ、秋田県に関心を抱く人々に対して、都市農村交流及びグリーン・ツーリズム活動の推進に関する事業を行い、元気で活力のある農山漁村の創造と人間性豊かな地域社会の形成に寄与することを目的に「秋田花まるっグリーン・ツーリズム推進協議会」が設立され、活動に参画させていただいています。
講演や事例発表の依頼もあり、県内をはじめ全国のいろいろな場所を伺わせていただいています。
興味をもって視察に来た方や実際に起業した方などもおいでになります。
>今後やってみたいことを教えてください。
お客様を思い、準備を十分にしていく気持ちを大切にしたいです。お客様も楽しいし自分も楽しいという姿勢を貫きたいです。お客様にゆっくりとした時間を過ごしていただきたいですね。