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『いのちを守ること』をテーマに大学生対象の防災キャンプを企画・実施し、その後、大学生が学んだ知識を県内の小学生を対象に伝える防災キャンプを開催した人がいます。

及川 真一さん
秋田こども遊び応援実行委員会 代表
>日本赤十字秋田短期大学助教であり、秋田こども遊び応援実行委員会代表の及川真一さんにお話を伺いました。
これまで、秋田こども遊び応援実行委員会は、「こどもサマーキャンプin秋田」を2011年から実施してきました。子どもたちは、大自然の中で学校や日常生活では味わうことができない体験プログラムを通じて、何かを発見したり、創造したり、自分自身が成長していくために必要な能力を養うことができました。
今年は、多くの学びを与えてくれた大自然を理解し、『いのちを守ること』をテーマに防災キャンプを開催しました。具体的には、①生きるために。②いのちを救う。③避難所生活を助ける。④水上安全法。4つのテーマに基づき、自分の命と安全を自ら守る「自助」だけでなく、災害現場に居合わせた人々が協力し合って周囲の人々の命を救う「共助」を意識したプログラムを展開しました。また、事前に大学生対象の防災キャンプを企画・実施し、災害時におけるボランティアの役割とリーダーシップを身に付けてもらいました。
その後、小学生を対象に開催した防災キャンプでは、この大学生が指導者となり、炊き出し支援体験、救急法、段ボールを使った生活空間づくり、水上安全法(プール実習)などの「いのちの大切さ」を子どもたちに伝えました。災害についての知識を学習し、いざという場合の対応方法を体験から学び、『いのちを守る力』を身に付けることで、家庭や地域の防災力向上につながることを願っています。