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家庭や地域が課題としていることを、劇を通じて伝えている人たちがいます。「わたしたちの劇で世の中が少しでも明るい方向に変わることを願い、絆の大切さをテーマに頑張っています。」と話しています。

石塚 小枝子 さん
河辺わさび座


>秋田市で「河辺わさび座」の活動に携わっている、石塚小枝子さんにお話を伺いました。
>「河辺わさび座」について教えてください。
命の大切さや家族の絆、食の大切さなど、家庭や地域が課題としていることを、劇を通じて伝えています。
劇団名は、旧河辺町の花「わさび」から命名しました。
>活動を始めたきっかけを教えてください。
2000(平成12)年、長年のPTA活動を通じて、子どもの肥満が多くなってきているというお話を伺っておりました。自分は地域の健康推進協議会のメンバーでもありましたので、地域の皆様方に現状と対策をどうお伝えするか話し合ったところ、劇で伝えるのはどうかという話になり、毎年秋に開催されていた「岩見コミュニティー祭」で披露したところ大変好評で、翌年以降も続けることになりました。
そこで翌年、正式に「河辺わさび座」を立ち上げ、本格的に活動を始めました。
>活動内容を教えてください。
現在は9人で活動しています。毎週水曜日、河辺市民サービスセンターで練習を行っています。
合併前は、「コミュニティ祭」や「河辺町産業文化祭」などで披露していました。
口コミなどで徐々に活動の範囲が広がり、現在は、河辺の郷自治協議会主催の「まるごと祭り」を始め、地元小学校のPTAや家庭教育講座、公民館、保育園、社会福祉協議会、老人福祉施設、保護司会、企業などで活動を行いました。2012(平成24)年度と2013(平成25)年度には、市内外でそれぞれ20件を超える公演を行いました。
>今後やってみたいことを教えてください。
今後も健康に留意しながら、劇を通じて、地域を取り巻く諸問題についてできるだけ多くの人に訴えていきたいです。
今年の6月に「全国シニア演劇大会」が仙台市で開催されます。出場のオファーがあったので、それに向けて頑張りたいです。
ある方から「多逢聖因」という言葉を頂戴しました。「多くの(よい)人と逢うと、よいことが起こる」という意味だそうです。これからも劇を通じて多くの人と出会いたいです。心の底には、誰もが優しい思いやりの心をもっていると思います。和と絆を大切にして人と接していきたいです。