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次世代に八郎湖の環境を残すため、環境に優しい石けんづくりや学習会などの活動をしている人たちがいます。「若い人たちが環境に目を向けるきっかけを作りたい」と話しています。

斉藤 幸子さん
環境サークル たんぽぽ

石けんづくり

八郎湖の水質をはじめとした環境について学び、石けんづくりや環境学習などの活動を行っている「環境サークル たんぽぽ」の斉藤幸子さんにお話をうかがいました。
>活動を始めたきっかけについて教えてください。
2001(平成13)年6月、大潟村で「21世紀大潟村環境創造型農業宣言式」が行われました。そのころ、婦人会の若妻会に所属していたことから、自分も役員として宣言式に関わりました。
農業、暮らし、環境などに関する様々な団体が集まり、一緒に学びました。多くのグループが活動しているのを見て、自分を含めた若妻会の10人くらいで、「自分たちにも何かできることはないだろうか?」という話になりました。
そこで、これまで学んだ成果を生かして、環境に優しい手作り石けんを作ってみようということになり、「環境サークル たんぽぽ」という名前で活動していくことにしました。
>今は、どういった活動に力を入れていますか。
コミュニティビジネスとして、石けんの販売を行っています。継続して活動を行うためには運営費が必要という理由もあり、「産直センター 潟の店」や、村内の商店などで販売しています。手作り石けんを通じて、合成洗剤の使い方や、家庭から出る排水について考えてほしいという思いがあり、村内では知名度が高まってきたかなと感じています。
学習会も行っており、浄水場やゴミ処理場の見学などもしています。特に八郎湖の環境保全については、周辺市町村で活動している皆さんともタッグを組んで取り組んでいます。
また、村内で行われるイベントに参加したり、村外への出前講座として、子育てグループのイベントで虫除けスプレーづくりを行ったりもしました。
>今後はどういった活動に取り組んでみたいですか。
2001年からサークルの活動をしていますが、当時のメンバーがそのまま続けており、今後どう活動を続けていくかということは課題です。今の若い人は「サークル」というと構えてしまう人もいると思いますので、必ずしも私たちのサークルに入って欲しいということではありませんが、若い人たちが環境に目を向けるきっかけを作れるように、アプローチの仕方を考えています。
八郎湖の周りに暮らす者として、次の世代のために環境を守り、つなげていく責任があると思いますので、環境学習など学びの機会をつくり、若い人たちも一緒に取り組んでいければいいと考えています。