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秋田県立博物館で開催した博物館教室『はじめての古文書解読』で学んだことを生かして活動している人たちがいます。

秋田県立博物館で開催した博物館教室『はじめての古文書解読』で学んだことを生かして活動している人たちがいます。
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秋田古文書同好会のみなさん

県央 / 秋田市 / 文化/スポーツ/交流
教材(左)と各自解読してきた解読原稿(右)

教材(左)と各自解読してきた解読原稿(右)

古文書解読の必携品 くずし字辞典

古文書解読の必携品 くずし字辞典

秋田県立博物館友の会の中で活動している、秋田古文書同好会の土門丈士さんから書いていただきました。

 

私達の同好会は博物館教室「はじめての古文書解読」の第1期生の皆さんが中心となり、平成214月に発足しました。(平成28年度からは、県立博物館友の会の中のグループ活動になりました。)せっかく基礎を学んだのだから、もっと深くもっと広く学びたいという受講生たちの切なる願いが叶ったものでした。発足当時の会員は10名前後でしたが、その後入れ替わりもあり現在は17名です。男女比率は64ほどで男性が若干多く、年齢は若い人もおりますが60代以上の方々が大半です。

 活動は月1回(第3金曜日)の例会です。主に当館所蔵の古文書を教材として、各自あらかじめ割り当てられたページを前以て解読しておき、それを解読文(手書き、パソコンどちらも可)にして人数分をコピーし全員に配布します。そして順番に従い皆の前で読み上げます。(もちろん分からない部分は空欄でもかまいません)これに対して、他の会員から何行目のこの文字は別の○○と読むのではないか?などの指摘を受けます。自分の思いこみ、あやふやな点を正していただき「目からウロコ」になることもしばしばです。また、会員同士だけではどうしても解らない時は先生(博物館学芸員)のご指導を仰ぎます。皆の顔が見えるように席をコの字型にし、司会も輪番制として出来るだけ発言しやすい雰囲気作りに努めております。時々話しが脱線することもありますが、それがまた楽しみの一つです。古文書の多くは「くずし字」で書かれているため、初めての方にとっては確かに難解です。時には壁にぶちあたり挫折しそうになります。こんな時に同好会に入っていれば他の仲間に相談も出来、また先生(博物館学芸員)の的確なアドバイスもいただけます。

 これまで当同好会で教材として解読してきた古文書は「文化年中亀田一件記録」「下筋行役日記」「賀藤景琴日記」「知行高取纏帳」「願書控品々集艸」「三又村掟書」「御条目執達被仰渡書写」「御用留書」「万代日記帳」「茂木亀六自叙伝」など多数あります。そして、今取りかかっているのが「日記帳(御用留)」です。当博物館には寄贈された未解読、未翻刻の古文書まだまだ沢山あると伺っております。私達同好会はそれを一つ一つ解読し、自らの学習を深めると共に、少しでもその解明の手助けになればいいなと願っております。古文書からは昔それを書いた人の筆遣い、息づかいが感じられます。そしてその人を取り巻く時代や地域の空気も感じられます。

 古文書に興味のある方は私達同好会へ御参加をお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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取材日など
秋田県立博物館 友の会だより 平成29年3月 No45 2017-03-01

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