女性に向けたcooking教室やワークショップなど、手作りを楽しめる空間を提供している人たちがいます。

大館市中央公民館を拠点に、女性向けの手作り教室を開催している「ＴＵＫＵＲＵ」の代表，三浦潤子さんにお話を伺いました。

＞どのような活動をされていますか？

手作りの大切さを感じてもらおうと、女性向けにcooking、パンやケーキ作りのワークショップを開催しています。始めた当初は、子育て中のお母さんと子どもたちを対象にと考えていましたが、人とのつながりが広がり、幅の広い年代の方々に参加していただけるようになりました。手作りという体験を通して、親子の関わり、人との関わりを楽しんだり広げたりすることを大事にしています。

＞この活動を始めたきっかけは何ですか？

以前住んでいた街では、パン作りやドライフラワー作りなどの子育て支援講座を受講しました。このような講座では、体験を通してコミュニケーションが図られ、とても有意義に感じました。４年前に大館に引っ越し、私もキャリアを活かしたいと思い活動を始めました。子どもが通う幼稚園で知り合った「ママ友」にお手伝いをお願いして、このグループを立ち上げ、活動をし始めました。私自身料理教室の講師を名古屋、仙台、札幌などで長きに渡り経験してきました。手作りの大切さや楽しさを大館の女性と一緒に体験できる環境を作りたいと思いました。

＞活動の手応えや今後の目標を教えて下さい。

現在、「ＴＵＫＵＲＵ」は、大館市教育員会生涯学習課主催の運営企画ＴＵＫＵＲＵとして年３回の講座を行っています。今年度は、スポーツや体を動かしながらコミュニケーションの場をＴＵＫＵＲＵことも目標に新たな取組をしています。
６月には、神社でヨガを行いました。神社の境内を見つめながら、気の流れのいい場所で心身共にリフレッシュできればと思い提供した企画です。講師は、ヨガインストラクターの資格を持ったママ友の方にお願いしました。
１０月の講座は、体育教員免許のあるママ友の方に講師をお願いしてバレーボール大会を行う予定です。

新しい生徒さんも増え、いろいろいな方との出会いがあります。お一人お一人いろいろなキャリアをお持ちで、このような出会いは新鮮で楽しく、私の自己成長につながっている実感があります。きっと、この教室に入ってくださる方々も同様の思いを共有していると思います。「私も何かを始めてみたい！」そんな思いが生まれ、女性が一歩踏み出すきっかけになる場所でありたいです。女性が輝ける社会づくりに貢献できればと思っています。