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生涯学習を通して地域の元気を創造している人々がいます。「参加者に喜んでいただけたことが続けるエネルギー」と話しています。

清水 重光さん
能代市生涯学習奨励員協議会

生涯学習の集い「つくってあそぶ」

生涯学習奨励員協議会のみなさん
能代市生涯学習奨励員の清水重光さんに現在の取り組みについてお話を伺いました。
二ツ井公民館田代分館の主事補や分館長の委託を受け、20数年にわたり生涯学習に携わらせていただいております。現在の主な活動としては、地域住民で構成する運営委員会を開き、陶芸、組子細工、押し絵、日帰り研修など年間10回程度の生涯学習講座を企画し実施しています。
参加者は、年配の方々が多いのですが、顔がつながり仲間の輪が広がるなど、講座を楽しみにしておられます。
生涯学習奨励員としては、14年目になりました。今は退職しておりますが、元々建具職人ですので、木工の技術を生かした教室やイベントなどをお手伝いさせていただく機会が多くありました。最近は、放課後子ども教室や市の体験学習マナブゥ講座においても木工作の指導をさせていただいております。
今年8月には、能代市生涯学習奨励員協議会が主催する初めての事業「生涯学習のつどい」を企画しました。前半は紙と木を材料にした簡単なうちわとコマを作る「つくってあそぶ」、後半は、地元食材を材料にしたランチをつくる「みんなで食べる」を行いました。会長の発案で協議したところ「夏休みに食事のバランスを崩す子どもがいるらしいから、楽しくおいしく食べさせたらどうか」というところで意見が一致しました。初めての自主企画でしたが、奨励員の皆さんのチームワークがよく、段取り、準備、分担等が整い滞りなくできました。複数の小学校からの参加があり、子ども同士の新しい交流や仲間づくりにもなり手応えを感じた取組となりました。
生涯学習に携わるようになって大切にしてきたのは「楽しさ」と「笑い」です。
講座や事業の参加者にどうやって楽しんでもらうか、笑ってもらうかを考え、企画を練ります。参加者に喜んでいただけたことがわたしの「楽しさ」と「笑い」となり、それが今まで続けてこられたエネルギーだと思っています。
奨励員の活動では、今までまちの事業のお手伝いという立場で協力することが多かったように思いますが、可能であれば「生涯学習のつどい」のように、会員の発案やノウハウを生かした自主講座をもっと積極的に行いたいと思います。会員のみなさんは、それぞれの地域でいろいろな組織の役員やコーディネーター、指導者等をしている方々ばかりですので、知恵と技術を出し合えばきっと楽しいことができると思います。特に子どもたちを対象にした企画は、保護者や家族の参加も期待できていいですね。私たちの共通の課題として「後継者の育成」があげられますので、子育て中の本当に若い世代から50代・60代の若手のシニアまでをたくさん取り込んでいく工夫したいと考えています。