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退職後に農業のかたわら、インタ-ネット上の動画や写真、説明書で調べた情報をもとに、ひょうたん細工やわら細工を始め、数々の作品を生みだしている人がいます。
楽農家 佐藤秋夫さん
ひょうたん灯篭
伝統的キャットハウス「猫ちぐら」
仙北市西木町の「楽農家」佐藤秋夫さんに、ひょうたん細工やわら細工に関する興味深いお話をたくさん伺いました。
>活動を始めたきっかけを教えて下さい。
兼業農家をしていましたが、退職後に農業のかたわら余暇に何かできることはないか探していたところ、インターネット上で、ひょうたんを加工したランプを見つけました。作り方も掲載されていて、「これならば自分でも作れる」と思い製作を始めました。わら細工も同じようにネット上で情報を見つけました。
>現在の活動を教えて下さい。
ひょうたん細工では、いろいろな形のものを作っています。ひょうたんの実は、支柱や棚で栽培すればまっすぐな形に育ちますが、地面に這わせて育てると日光のあたる方向に曲がって面白い形になります。実のくびれの部分から上向きに曲がり、白鳥のような形になった実もありました。成長したサイズも大小さまざまです。自分が育てた中で一番大きな実は、高さ40㎝になりました。すずなりひょうたん、千成りびょうたんほか種類もたくさんあります。
ひょうたんの実を加工するには、収穫後、一冬水に浸けて中身を腐らせ、春先にほじくり出します。乾燥して固くなった皮に穴を空ければ、ハロウインのかぼちゃのようなひょうたんランプができあがります。
わら細工については、全国各地の人がネットに製作情報を載せています。私は秋田県立博物館のHP上の博物館教室「ゼロから始めるワラ仕事」テキストがたいへん参考になりました。また新潟県関川村の伝統民芸品「猫ちぐら」(猫用ペットハウス)に関してもネットで知り、自分にも作れると思い挑戦しました。猫を飼っている家で欲しい場合にはお譲りしています。
わらの場合、稲架がけして秋の日の光でよく乾燥させたものが材料として最高です。それ以外の乾燥法では、最近は稲架がけをする農家が減ってきたので、材料集めにはいつも苦労しています。それでも、楽農家なので楽しみながらやっています。
>これからの活動について教えて下さい。
製作した数々のひょうたん細工やわら細工は、自宅に置いていますので、たまに人づてで見に来る人もいます。欲しい人にお譲りすることもあります。
今後、展示発表の機会があれば、ぜひ出品したいと思います。