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高校時代に始めた民謡の道を極めて数々の大会で輝かしい成果を収めた一方、美郷町で民謡「長者の山」伝承講座の講師を務め、また大曲農業高校の太田分校で全校生徒に民謡を教えている人がいます。

高校時代に始めた民謡の道を極めて数々の大会で輝かしい成果を収めた一方、美郷町で民謡「長者の山」伝承講座の講師を務め、また大曲農業高校の太田分校で全校生徒に民謡を教えている人がいます。
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伝野 幸夫さん

県南 / 美郷町 / 文化/スポーツ/交流
民謡教室の活動

民謡教室の活動

三味線を指導

三味線を指導

美郷町土崎在住で、秋田県民謡協会公認の民謡教授として、地域や高校で民謡の普及指導をなされている伝野幸夫さんにお話を伺いました。

 

>活動を始めたきっかけを教えて下さい。

 

私と民謡との出会いは、大曲農業高校在校中でした。1年先輩の方がクラブ活動として民謡同好会を作っていまして、私は3年生の時に勧誘されて入会しました。私は高校最後の文化祭で民謡同好会の一人としてステージ上で唄いました。当時、県内で民謡クラブがあったのは、大曲農業高校、敬愛高校、和洋高校、天王農業高校の4校でした。そして、秋田県高校民謡連盟第1回の発表会が秋田県民会館の大舞台で行われました高校卒業後、社会に出ても民謡への熱が冷めることはありませんでした。営業の仕事をしていましたが、あるとき、訪問したお得意様の玄関先に三味線が置かれているのに目が引かれました。そのお得意様も民謡愛好者でしたので、私の様子に気が付き、「大曲で定期的に民謡の練習をしているから、今度遊びにおいでよ」と誘ってくれました。これがきっかけになって、再び民謡の世界にのめりこんでゆくことになりました。昭和45年に大曲民謡同好会(現:大曲民謡研究会)に入会し、県内外の大会や選手権に出場し、幸いにして良い結果を残すことができました。一般財団法人・日本民謡協会から指導員の資格をもらうこともできました。

 

>現在の活動を教えて下さい。

 

毎月第2・第4土曜日、美郷町北ふれあい館で民謡「長者の山」伝承講座の講師をしています。町内外から受講生が参加しています。また、平成3年に千畑町庁舎が新築落成した記念に、民謡「長者の山」全国大会の第1日目を旧千畑町で開催しました。以後毎年10月に開催しており、現在は私が実行委員長を務めています。

 

また、県民謡協会から大農太田分校に派遣され、全校生徒に民謡を教えています。生徒には、唄、三味線、尺八、太鼓、踊りをそれぞれの講師が担当し、ちなみに私は唄の方を担当しています。生徒には自分のやってみたい部門を選択させ、そして、その年に2曲を課題曲として決め練習します。そのほか、大仙市⑨太田町地元、東今泉地区に八幡神社があり、そこで古くから伝われてきた「八幡太鼓」も生徒たちが地元の方から教えてもらっています。生徒たちは5月からそれぞれ、部門ごとにパート練習を開始します。9月から合同練習に入り、11月に学校祭も兼ねて発表会に臨みます。生徒たちは民謡を習うことももちろんですが、和楽器に実際に触れることにもたいへん興味を持ってくれます。

 

さて、地元には千畑芸能保存会があります。この保存会には、民謡、カラオケ、踊り(新舞踊)の3部門で構成されていて、それぞれのパーツで練習しています。そして、1年館間の練習の成果を毎年3月に発表会を行っています。

 

また、個人的には児童館を会場に5~6人ほどの方にマン・ツー・マン式の個人指導で民謡、三味線を教えています。

 

平成28年10月には、東京の日本武道館において「津軽じょんがら節第六段」の最大の三味線アンサンブル(発案者・総指揮/藤秋会家元/加藤訓)を1,991名で行い見事ギネス世界記録に認定され、私も参加しました。

 

>これからの活動について教えて下さい。

 

現在の活動はもとより、少子高齢化で子どもが少なくなったため、民謡の若い後継者を育てることが難しくなってきています。県民謡協会のほか学校関係者にも呼びかけてもらい、民謡を習いたい若い人たちを一人でも二人でも多く集めています。県民謡協会の方でも、学校から民謡指導の依頼があれば、近隣の地域にいる会員を講師に派遣していますので是非ご協力の方お願いします。現在、県内では13の全国大会が行われております。各大会に一人でも多くの方が参加してくれるよう声がけしていきます。

 

 

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