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秋田民謡の指導者として活躍している人がいます。「次の世代に秋田の民謡を伝えていくため、環境を整えていきたい」と話しています。

秋田民謡の指導者として活躍している人がいます。「次の世代に秋田の民謡を伝えていくため、環境を整えていきたい」と話しています。
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伊藤 善春さん

日本民謡協会男鹿睦実会支部

県央 / 男鹿市 / 文化/スポーツ/交流
子ども教室発表会(五風)

子ども教室発表会(五風)

小中音楽祭と学習発表会に向けて練習中

小中音楽祭と学習発表会に向けて練習中

 日本民謡協会男鹿睦実会支部会長の伊藤善春さんは、秋田三味線の名手であり、市が開催している三味線教室の講師を務めているほか、自身が経営する食堂で三味線のライブ演奏を行っています。
 また、秋田民謡の伝承のため子どもたちへの民謡教室を行っています。子どもたちへの指導について、伊藤さんにお話をうかがいました。

>子どもたちに民謡を教えることになった、きっかけを教えてください。

 20年以上前、地元の戸賀小学校の根田校長先生と話をしていた時に、地元の文化を将来に残していきたいという話題になり、私と知り合い3人で小学校に行って全校児童に民謡を教えたことがきっかけです。小学校の先生や、民謡仲間のほか、歴代の校長先生も協力してくれました。色々なことが出来たのも、学校側の民謡に対する理解が大きかったからだと思っています。
 その流れで校内で発表会などをしていましたが、せっかくだから秋田船方節の全国大会に出場してみようということになり、当時は全員で出場しました。
 その後、戸賀小学校は統合で北陽小学校になりましたが、学校のクラブ活動として民謡クラブができました。クラブには4年生から6年生が参加しており、何年かすると人数も増えてきて、校内で発表会も行うようになりました。
 また、学校の外でも、公民館で月2回行っている子ども教室でも教えています。

>最近の活動について教えてください。

 やはり民謡が上手になる近道は大会に出ることで、子どもたちも大会を励みにして練習をがんばっています。
 今年8月に東京で開催された「民謡民舞少年少女全国大会(日本一決定戦)」の「コンクール小学1・2・3年生の部」では、教えた子どもが見事に優勝を果たしました。
 また、男鹿市で開催された「秋田船方節全国大会」でも、年少者一部で最優秀賞を獲得しました。昨年も別の子どもが年少者二部で最優秀賞を獲得するなど、着実に結果が出ています。大会で優勝することだけが目的ではありませんが、やはり子どもも大人も、よい結果が出ることは励みになります。最近は、地区外から来て練習している子どももいます。
 子どもたちには、「みんなで仲良くしよう」「みんなで歌を覚えよう」と言っています。まわりを引っ張っていくリーダーが子どもたちの中にいると、全体が引き上げられます。子どもたちの力にはいつも感心しています。

>今後の抱負をお聞かせいただけますか。

 次の世代にも秋田の民謡を伝えていくため、環境を整えていきたいと考えています。子どもたちには、大人のそうした思いも教えていきたいと思います。
 10月に行われた男鹿市の小・中学校音楽祭の時に、民謡クラブの卒業生で、今は大学で教員を目指している子が、子どもたちに歌を教えてくれました。次世代につなぐサイクルができてきたと感じ、とても嬉しく感じました。

 

 

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