行動人 -知と行動が結びついたクリエイティブな循環型社会-
64863

着物のファッションショーや、着物の良さを生かしたリメイクの仕方、眠っている着物の活用方法を紹介する着物ショーを毎年開催し、着物文化の振興継承に取り組んでいる人がいます。

着物のファッションショーや、着物の良さを生かしたリメイクの仕方、眠っている着物の活用方法を紹介する着物ショーを毎年開催し、着物文化の振興継承に取り組んでいる人がいます。
[01860]

黒澤 テイ子さん

県南 / 羽後町 / 文化/スポーツ/交流
着物のリメイクで洋服を!

着物のリメイクで洋服を!

圧巻の着物ショー開催!

圧巻の着物ショー開催!

羽後町田沢在住で、着物の着付け教室を開くほか、古い着物のリメイクを教え、また生徒さん達と毎年華麗な着物ショーも企画されている黒澤テイ子さんにお話を伺いました。

 

>活動を始めたきっかけを教えて下さい。

 

20歳から50歳までは地元羽後町で誘致企業の社員として働いていました。その間、趣味で生け花や着物の着付けなどもやっていました。そして、50歳で退職した後、第二の人生を考えた時、生きがいとしてやれる仕事に着物の着付けを選びました。

 

>現在の活動を教えて下さい。

 

最初は羽後町田沢の自宅に着付け教室を開きました。その後、羽後町西馬音内の商店街にちょうど良い空き店舗を見つけたので、平成18年頃にそこを借りて教室を移転しました。新しい教室は、観光客が多く集まる西馬音内盆踊りの会場に近い場所です。着付けのお免状を取得する時に知り合った方が和裁士の方でしたので、新しい教室でも手伝ってもらいました。空き店舗を教室に使いましたが、あくまでも着物の着付けが中心で、着物や帯を販売することはしません。やがて、8月の西馬音内盆踊りに向けて、和裁、特に盆踊りで着る端縫いの衣装を作ることも始めました。

 

また、着物を洋服にリメイクする先生が水戸市から西馬音内に来られた際、私の教室とコラボレーションをして着物ショーを開催しました。その先生はニュージーランドで長らく生活していた中で、和物の良さに心を惹かれ、着物の生地を洋服の素材に使うことを試みたとのことです。教室の生徒さんの中に洋裁の得意な方もいて、水戸の先生から強い影響を受けて着物の洋服へのリメイクにチャレンジしました。この試みは反響が大きく、着物ショーでも多くの観客から注目されました。秀逸なファッション性は元よりですが、一面ではいわゆる「終活」にも関わっています。おじいさんやおばあさんが亡くなった後、思い出の着物を捨てるに忍びない方たちが、洋服にリメイクされ生まれ変わることを非常に喜んでくれました。

 

さて、和裁では、盆踊りの端縫い衣装から日常的な浴衣まで生徒さんたちに教えています。昔は和裁のできる人がたくさんいましたが、今では80歳代以上でないと正式な縫い方が分かる人はいなくなりました。70歳代はもう洋裁の世代になっており、和裁をやった経験の無い人が多いようです。現在、教室は週4回開いています。

 

一方、着付けでは、特に西馬音内盆踊りの衣装を扱っています。この衣装の着付けは、西馬音内地区に独特でなかなか難しいものです。実際、盆踊りの日に町外から来て参加した人の中には、着付けをまちがっている人もおります。教室で正しい衣装の着付けを教えて、西馬音内盆踊りの継承に役立れば嬉しく思います。

 

西馬音内盆踊りの日には、私の教室の生徒さんも踊りに出るほか、全国各地から踊りに来られる方に着付けをし、また困りごとなど相談所のようなこともしています。

 

毎年3月に着物ショーを開催しています。私の教室では、生徒さんたちも楽しみにしているメインの事業です。生徒さんたちの日ごろ鍛えた腕の見せ所で、上級者は花嫁衣装の着付けもします。ショーの会場は、羽後町の文化交流施設「美里音(みりおん)」です。着物のリメイクショーも、同時開催しています。

 

>これからの活動について教えて下さい。

 

着物ショーは来年度で9回目を迎えますが、毎年200人から300人のお客さんが見に来てくれますので、これからも長く続けていきたいと思います。

 

そして、普段の着物教室では、着物の着付けを伝統文化としてこれからの人たちにしっかり引き継いでいきたいと思います。特に西馬音内盆踊りは鮮やかな端縫い衣装が命と言えます。私たちのスローガンは、「着物文化を次世代に引き継ごう」です

 

 

印刷する

絞り込み検索画面へ

行動人を探す
facebookでシェアする tweetする